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公務員3年目で辞めたいと思った理由【体験談】

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「まだ3年目なのに、辞めたいと思うのは甘えなのか」。当時の私は、そう自分に問い続けていました。

地方公務員として働き始めて3年目、有給休暇は1日も消化していませんでした。仕事を多く任されるようになったころに増えたのは、朝、布団から起き上がれない日。「甘えているだけかもしれない」と、自分を責めながら出勤していたのを覚えています。

本記事では、3年目という時期に体に出た変化について解説します。「甘え」だと打ち消そうとしていた当時の心理についても触れます。今振り返って気づいたことについても書きました。3年目で違和感を抱えながら、辞めていいのか悩んでいる人に向けた内容です。

同じように悩んでいる人に、本記事が参考になれば嬉しいです。

※本記事は私個人の体験をもとに書いています。メンタル面でお困りの人は医療機関にご相談ください。


目次

3年目に起きた体の変化

朝の光が差し込むカーテンのある窓辺

3年目に入ってから、私の中には小さな変化が積み重なっていきました。体に起きた変化について、下記の2点を解説します。

  • 「甘え」だと思おうとしていた時期
  • 3年目特有の変化のサイン

「甘え」だと思おうとしていた時期

1年目、2年目の頃は、多少の無理をしても「新人だから仕方ない」と自分を納得させられていました。わからないことが多くて、疲れていても「まだ慣れていないだけ」という片付け方。変化が訪れたのは3年目に入ってからでした。3年目になって増えたのは、体育館の管理業務でした。

従来の業務に積み重なる形での、新しい担当業務。まだ誰もやったことのない管理方法が求められる仕事だったのです。見通しが立たないまま手探りで進めるしかなく、困り果てていたのを覚えています。休みの日も出勤して片付けていたのは、積み重なる仕事。3年目には後輩もできていました。

「先輩として頑張らなければ」という思いも、同じ時期に募っていました。最初のうちは、「3年目なら、これくらいこなせて当然だ」と思い込もうとしていました。体の変化は、思っていたより早く表れました。トイレにこもりきりになって、吐いてしまうこともあったのです。

「疲れが溜まっているだけ」「みんなこれくらいやっている」と自分に言い聞かせていました。一方で、今の状態でいいのかと考える時間が増えていきました。振り返ると、「甘えかどうか」を自問すること自体に、多くのエネルギーを使っていたと感じます。

3年目特有の変化のサイン

1〜2年目の頃と3年目とでは、私に起きていた変化の質が違っていたと、今ならわかります。当時は気づけなかった「3年目特有」のサインを、後から整理すると下記の3点にまとめられます。

変化の種類具体的な内容
業務量新人扱いされなくなり、任される仕事量が増えた
周囲の期待「もう慣れたはず」という前提で頼られるようになった
自己評価「できて当たり前」という基準を自分に課すようになった

1〜2年目のうちは、多少できなくても「まだ新人だから」という言い訳が自分にも周囲にも通用しました。3年目に入ると、新人であることを理由にした言い訳が使えなくなったのです。「もう3年目なんだから」という無言のプレッシャーが、自分の中にも外側にも生まれていました。

当時は、業務量・期待・評価の変化を1つずつ切り分けて考える余裕がありませんでした。ただ漠然と、「前より苦しくなっている」という感覚だけがあったのです。今振り返ると、業務量・周囲の期待・自己評価という3つの負荷が同時に重なっていたのだとわかります。

忙しい中で、仕事に意味を感じられなかった感覚については、下の記事に書いています。

公務員の仕事がつまらないと感じたときに考えたこと【体験談】


3年目だから言えなかった理由

静かな部屋の窓から入る光

体の変化に気づき始めていても、私はすぐに誰かに相談することができませんでした。言い出しにくかった理由について、下記の2点を解説します。

  • 「石の上にも三年」の重さ
  • 周囲に相談できなかった理由

「石の上にも三年」の重さ

「石の上にも三年」という言葉が、当時の私には重くのしかかっていました。1年目や2年目であれば、「合わないのかもしれない」と思うことにまだ抵抗は少なかったはずです。しかし3年目という節目にいたことで、「あと少しで区切りなのに、今更」という葛藤が生まれていました。

3年間続けてきたという事実が、逆に自分を縛る材料になっていたのです。「ここまで頑張ったのだから、もう少し」という考え。「もう限界かもしれない」という感覚も、同時に頭の中にありました。3年という数字に、意味を持たせすぎていたのだと今は思います。

辞めたいと感じることと、3年続けたかどうかは、本来は別の話のはずです。ただ、当時の私には、辞めたい気持ちと3年という数字を切り分けて考えることができませんでした。「3年も経っているのに音を上げるなんて」という自己否定が、口に出すことへのブレーキになっていました。

周囲に相談できなかった理由

3年目の間、私は同僚に本音を打ち明けることができませんでした。打ち明けたのは、4年目に入って退職を決める直前です。それまでは誰にも言わず、1人で抱え込んでいました。職場の雰囲気も関係していたと思います。周りは誰もが忙しく、「忙しいのが当たり前」「忙しいことが美徳」という空気がありました。

誰かに拒絶された経験はなく、職場の空気から感じ取っていたことです。「弱音を吐ける場所ではない」と自分の中で結論づけていました。相談した相手は家族だけで、理由も「ワーホリに行きたい」でした。4年目の夏頃にワーホリへ行くことを決意し、上司には年度いっぱいでの退職を伝えています。

1人で抱え込む期間が長いほど、言い出しにくさは強くなっていきました。誰にも本音を話さないまま、体の変化だけが静かに進んでいきました。言い出せない状態が続いた先で、私は何に気づいていくことになったのか。次からは、今振り返って感じることを、あらためて書いていきます。


今なら気づけること(判断軸)

ノートと万年筆

今振り返って、当時の自分に何が足りなかったのかを考えることがあります。今なら気づけることについて、下記の2点を解説します。

  • 甘えかどうかで悩まなくていい理由
  • 確認しておきたかったこと

甘えかどうかで悩まなくていい理由

当時の私は、「甘えなのか、本物の不調なのか」という二択で自分を裁こうとしていました。ただ、今振り返ると、二択で悩むこと自体に無理があったのだと感じます。トイレで吐いてしまうほどの変化が出ていても、私は「甘え」を疑い続けていたのです。

「甘えかもしれない」と思い続けたことで、私は行動に移すタイミングを先延ばしにしていました。実際に医療機関を受診したのは、辛い症状がいくつも重なってからのことです。涙が勝手にあふれたり、嘔吐が続いたりしていました。

甘えかどうかを自分の頭の中だけで判定しようとしたことが、対処を遅らせた一因だったと感じています。甘えか本物かを、唯一の正解として言い切るのは難しいというのが実感です。「甘えか本物か」という問いの立て方自体を、もっと早く手放してよかったと、今は思います。

確認しておきたかったこと

当時の私にはできませんでしたが、今なら「確認しておけばよかった」と思うことがあります。整理すると下記の3点です。

  • 体のサインを記録すること
  • 数字にこだわらないこと
  • 誰か1人に状況を話すこと

体のサインについては、「疲れているだけ」で片付けないことが大切です。いつからどんな変化が出ているかを書き出しておけば、後から振り返りやすかったはずです。3年という数字についても、区切りにこだわるあまり、判断が遅れてしまった面がありました。

相談相手についても、大勢に理解してもらう必要はなかったはずです。1人にだけ話してみるという小さな1歩で十分だったのだと感じます。もっと広く「辞めるかどうか」の判断軸を整理したい人は、下記の記事もあわせてご覧ください。

公務員を辞めたいと思ったときに考えること


3年目の違和感と向き合った先に

夕暮れの空へ続く道

体の変化と向き合いきれないまま、私は次の行動に進んでいきました。向き合った先について、下記の2点を解説します。

  • 退職を決めるまでの経緯
  • 同じ違和感を抱える人へ伝えたいこと

退職を決めるまでの経緯

3年目の夏、医療機関を受診し、適応障害と診断されました。涙が勝手にあふれたり、嘔吐が続いたりする状態が重なっていました。自分だけでは抱えられないと感じたタイミングでの受診でした。

1か月の休職を経て、職場に復帰しました。気持ちが完全に戻ることはなく、4年目の夏ごろに芽生えたのが、ワーホリへ行きたいという思い。年度いっぱいでの退職を決断しました。3年目に感じていた「甘えかもしれない」という迷いは、結果的に休職と退職につながっていきました。休職から退職までの経緯については、下記の記事に詳しく書いています。

【プロフィール】適応障害を3回経験しながらも転職を2回成功させるまで

退職を伝えてから最終日までにやったことは、下の記事にまとめています。

地方公務員を辞めるときにやったこと【退職願から最終日まで】

同じ違和感を抱える人へ伝えたいこと

3年目で感じる違和感は、甘えかどうかを自分の中だけで裁く必要はないと、今の私は思います。「3年も続けたのだから」という数字にとらわれず、まず小さな1歩を踏み出してみることもできるはずです。

私の場合、実際に受診に踏み切ったタイミングについては、今振り返っても悪くなかったと感じています。ただ、体のサインを早めに記録したり、家族以外にも話してみたりする方法もあったはずです。別の行動を取っていれば、3年目の抱え込み方は違っていた可能性があります。

今、同じような違和感を抱えている人には、できることから始めてみてほしいと感じます。「甘えかどうか」で立ち止まる前に、まず動いてみることが大切です。実際に動き出すときに私が使った転職サービスについては、下記の記事にまとめています。

ブランクありでも使える転職サービス比較【適応障害・ワーホリ帰国者向け】

公務員・福祉職におすすめの転職エージェント【異業種転職に強いサービス】


まとめ

青空の下に広がる穏やかな海

3年目という時期は、業務量・周囲の期待・自己評価という3つの負荷が重なりやすいタイミングでした。私は、重なった負荷を「甘え」だと打ち消そうとしていました。

相談することもできないまま、体の変化だけが進んでいったのです。「甘えかどうか」という二択で悩むこと自体に、当時は無理があったのだと今は感じています。3年目で違和感を抱えている人の力になれたらと思います。もう少し早く自分の状態と向き合うための参考になれば嬉しいです。

※本記事は私個人の体験をもとに書いています。メンタル面でお困りの人は医療機関にご相談ください。

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