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帰国直後、私はなぜ3週間動けなかったのか【ワーホリ後のリアルな停滞期】

「帰国したら、すぐ動けるはず」。そう思っていたのに、実際は違いました。

ワーホリで2年間海外に出ていた私は、帰国後の3週間、住民票の手続きや挨拶回りに追われました。求人サイトを開いては眺めるだけの日々を過ごしていたのです。動かなければという焦りだけが募り、応募ボタンを押せない自分を、何度も情けなく感じていたのを覚えています。本記事では、帰国直後に感じた違和感の正体について解説します。

3週間動けなかった内側の事情、動き出すきっかけになった出来事について、当時の心境とあわせて書きました。帰国後になかなか動き出せずにいる人は、ぜひ最後までご覧ください。

※本記事は私個人の体験をもとに書いています。メンタル面でお困りの人は医療機関にご相談ください。


目次

帰国した日から感じていた違和感

帰国した直後は、解放感よりも先に違和感を覚える瞬間がありました。下記の2点を解説します。

  • 帰国後にきた「次はどうする」という重さ
  • 曜日感覚がなくなる日々と、周囲との比較

帰国後にきた「次はどうする」という重さ

空港に着いた瞬間は、素直に「帰ってきた」という安堵がありました。2年間の海外生活を終えて、日本の空気を吸えることへの嬉しさもあったのです。しかし、解放感は長くは続きませんでした。実家に着いて荷物を下ろした夜、「明日から何をすればいいのか」という重さが胸に広がったのをです。

渡航前は「帰国したらすぐに転職活動を始める」と漠然と考えていました。ただ、実際に帰ってきてみると、何から手をつければいいのかがわからなかったのです。解放感が消えていくのと入れ替わるように、次はどうするという重さが日に日に増していきました。「早く動かなければ」という焦りだけが先行して、体はなかなか動かない。

帰国初日から、ちぐはぐな感覚を抱えていたというのが正直なところです。

曜日感覚がなくなる日々と、周囲との比較

帰国してから1週間ほど経った頃には、平日と休日の感覚がほとんどなくなっていました。公務員として働いていたときのような、月曜日の憂鬱も金曜日の解放感もありません。毎日が同じような時間の流れで過ぎていくのです。周囲は少しずつ前に進んでいるように見えました。

自分だけが立ち止まっているような感覚が強くなっていったのを覚えています。当時交際していた彼女にも、いずれ心配をかけてしまうかもしれないという思いが、頭の片隅にありました。比較しても仕方がないとわかっていても、周囲の「進んでいる話」を聞けば気持ちが揺れました。

曜日の感覚がない生活の中で、自分だけが取り残されているような焦りが、じわじわと膨らんでいったのが実感です。


動けなかった3週間の内側

帰国後の3週間、私が実際に何をしていたのかについて、下記の3点を解説します。

  • 住民票の手続きで元職場を訪れたこと
  • 求人サイトを見るだけになっていた理由

住民票の手続きで元職場を訪れたこと

帰国後、まず必要だったのが住民票を復活させる手続きでした。私の実家は、公務員時代に勤めていた役場の管轄地域にあります。住民票の手続きに向かった先は、かつて自分が働いていた職場そのものだったのです。窓口に立ったとき、見覚えのある元同僚の顔がありました。

手続きのついでに、海外土産を渡しながら少し立ち話をしたのを覚えています。「戻ってきたんだね」と声をかけてもらい、懐かしさと同時に、少し複雑な気持ちにもなりました。自分が辞めた職場に、手続きのために訪れているという状況が、帰国したことを実感させる出来事でした。住民票の手続き自体は難しいものではありません。

ただ、元職場という特別な場所での手続きは、単なる事務作業以上の意味を持っていたと感じています。挨拶や立ち話に時間を取られたぶん、他に何も進められなかったというのも正直なところです。

求人サイトを見るだけになっていた理由

住民票の手続きや挨拶回りに追われている間、スマートフォンで求人サイトを開いたことは何度もありました。ただ、開いても求人を眺めるだけで、応募ボタンを押すところまで進めなかったのです。手続きや挨拶回りに時間と気力を使い、求人を検討する余力が残っていなかったのです。

1件の手続きを終えるたびに、エネルギーを使い切ってしまう感覚がありました。「今日は求人を見る余裕がなかった」という日が、3週間の中で何度も重なっていきました。「見るだけ」の時間が続くほど、「動かなければ」という焦りは募ります。実際に1歩を踏み出すには、目の前の用事を1つずつ片付けることが先だったのだと、今は感じています。


「動けない自分」は特殊なことだったのか

動けずにいる自分を、当時どう捉えていたのか。今振り返って感じることについて、下記の2点を解説します。

  • 甘えなのか、必要な期間なのか自問していたこと
  • 彼女に心配をかけたくないという思い

甘えなのか、必要な期間なのか自問していたこと

3週間という期間、私は「甘えなのではないか」と何度も自分に問いかけていました。ワーホリという自由な選択をして海外に行っていたのに、帰ってきたら動けなくなっている。矛盾のようなものが、自分を責める材料になっていたのです。一方で、「手続きや挨拶回りが終わらなければ、動きようがない」という現実的な事情もありました。

甘えているのか、必要な期間なのか。当時の私には、はっきりとした答えが出せませんでした。今振り返って思うのは、どちらか一方ではなかったということです。物理的にやるべきことが残っていたのも事実で、動き出すことへの心理的な抵抗もあったのだと感じています。

彼女に心配をかけたくないという思い

動けない自分と向き合う中で、「当時交際していた彼女に心配をかけたくない」という思いもありました。何かを言われる前に、自分から動いておきたい。見栄と言えば見栄なのですが、頼られる男でありたいという気持ちも強かったのです。いずれ彼女と一緒に生計を立てられるようになりたい。

いつまでも動けずにいる姿を見せたくないという思いが、心のどこかにありました。誰かに指摘されて動くのではなく、自分から動いている状態でいたかったのです。焦りとは少し違う種類の原動力でした。責められることへの恐れというより、大切な人のために頼れる自分でいたいという、前向きな緊張感に近いものだったと感じています。

※本記事は私個人の体験をもとに書いています。メンタル面でお困りの人は医療機関にご相談ください。


動き出すきっかけになった出来事

3週間の停滞を抜けて、実際に動き出したきっかけについて、下記の2点を解説します。

  • 手続きが落ち着いたタイミングで感じた変化
  • 最初の1歩を踏み出した行動

手続きが落ち着いたタイミングで感じた変化

住民票の手続きが終わり、身の回りの挨拶回りも一段落してきた頃、少しずつ気持ちに余裕が生まれてきました。特別な出来事があったわけではなく、目の前の用事が減っていったことで、自然と次に意識が向くようになっていったのです。彼女に心配をかけたくないという思いも、動き出す後押しになりました。

「動いている自分を見せたい」という気持ちが、行動につながっていったのだと感じています。

最初の一歩を踏み出した行動

動き出すと決めてからの最初の1歩は、IndeedとDodaへの登録でした。大きな決意というより、「とりあえず登録してみよう」という軽い気持ちだったのを覚えています。求人を眺めるだけだった3週間から、実際にアカウントを作り、情報を入力する段階に進んだのです。

登録した翌日には、いくつかの求人に目星をつけて、応募の準備を始めました。どのサービスをどう使えばいいのか、正直なところ手探りのまま登録したというのが実情です。動き出してからの応募社数や、実際に採用が決まるまでの流れについては、下記の記事で詳しく書いています。

ワーホリ帰国後の転職活動でやったこと【2年のブランクから1か月で採用された実録】


帰国直後の停滞期を振り返って思うこと

3週間の停滞期を今振り返って、私が感じていることについて、下記の2点をまとめます。

  • 3週間は「無駄」だったのかという今の答え
  • 同じ状況にいる人に伝えたいこと

3週間は「無駄」だったのかという今の答え

当時の私は、「動けなかった3週間」を無駄な時間だと捉えていました。焦っているのに動けない自分を、責める気持ちの方が強かったのです。ただ振り返ると、少し違う見方をしています。住民票の手続きや挨拶回りは、生活の基盤を整えるために必要な作業でした。手続きを飛ばして転職活動だけを優先することは、現実的には難しかったはずです。

「無駄だった」と言い切るのではなく、「動き出すための準備期間だった」と、今は捉え直しています。もちろん、当時の焦りや自己嫌悪がなかったことにはなりません。ただ、時間が経った今だからこそ、少し違う言葉で振り返れるようになったのだと感じています。

同じ状況にいる人に伝えたいこと

帰国後、思うように動けずにいる時期があっても、おかしなことではありません。少なくとも私の場合、3週間の停滞を経ても、転職活動で結果につなげられました。動けない自分を責め続けるより、「今は準備をしている時期だ」と捉え直してみることも、1つの選択肢です。動き出すきっかけは、大きな決意である必要はありません。

私の場合は、大切な人に心配をかけたくないという思いが、背中を押してくれました。手探りのままサービスに登録したことも、動き出すうえでは十分な1歩だったと、今は感じています。


まとめ

帰国直後の3週間、私は解放感の代わりに「次はどうする」という重さを抱えていました。住民票の手続きや挨拶回りに追われながら、求人サイトを見るだけの日々を過ごしていたのです。しかし、大切な人に心配をかけたくないという思いが動き出すきっかけになりました。

3週間の停滞期は、無駄な時間ではなく、動き出すための準備期間だったと、今は捉えています。動き出してからの転職活動の詳しい流れについては、下記の記事もあわせてご覧ください。

ワーホリ帰国後の転職活動でやったこと【2年のブランクから1か月で採用された実録】
ブランクありでも使える転職サービス比較【適応障害・ワーホリ帰国者向け】

帰国後、なかなか動き出せずにいる人に、本記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

※本記事は私個人の体験をもとに書いています。メンタル面でお困りの人は医療機関にご相談ください。


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