ワーホリから帰国したとき、転職活動を始める気力がなかなか出ませんでした。公務員を辞めてから、ニュージーランドとオーストラリアに2年滞在しました。帰国後3週間は住民票や保険の手続きに追われて求人を眺めるだけの日々が続きます。
ようやく動き出したのはすべての諸手続きが片付いてから。「2年のブランクを話したら書類で落とされる」という不安から、経歴を曖昧にしようとたこともあります。面接でかえって言葉がぎこちなくなる経験もしました。本記事では、帰国後に動き出せなかった3週間や使ったサービス、採用までの1か月の流れについて話します。
面接でブランク期間をどう説明したかについても書きました。ブランクの長さに不安を感じながら転職活動を始めている人は、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事は私個人の体験をもとに書いています。転職サービスの情報は2019年当時のものです。メンタル面でお困りの人は医療機関にご相談ください。
転職活動を始める前の私の状態

帰国直後は転職活動に気持ちが向かない時期が続きました。物理的な忙しさが落ち着いてから、ようやく動き出せた経緯について話します。
- 動き出せなかった3週間
- ブランクへの向き合い方
動き出せなかった3週間
帰国してすぐに転職活動を始められるだろうと、渡航前は漠然と考えていました。しかし現実はうまくいきません。帰国後にやるべきことが次々と積み重なり、気づけば3週間が経っていたのです。帰国直後にやったことは、下記のとおりです。
- 親元への帰省と荷物の整理
- 住民票や健康保険、年金の切り替え
- お世話になった人たちへの連絡
求人サイトを開いたことは何度もありました。ただ、手続きや挨拶まわりの合間に画面を眺めても、今すぐ動ける状態ではなかったのです。貯金も減っていきました。しかし、やるべきことが目の前に積み重なっている状態では、転職活動に本腰を入れられなかったのです。
転職活動を本格的に始めたのは、帰国後の諸々がひと段落したタイミングでした。「やっと動ける状態になった」という感覚に近かったです。ブランク期間が長くなることへの焦りはありましたが、物理的に余裕ができたことが、前進するきっかけでした。
ブランクへの向き合い方
転職活動を始めた当初、私はブランク期間をできるだけ曖昧にしようと考えていました。「2年のブランクを正直に話したら、書類で落とされるのではないか」という不安が強かったからです。しかし、面接でごまかそうとすると言葉がぎこちなくなる感覚がありました。
曖昧にしようとするほど、説明が不自然になる。色々考えて、正直に話す方針に切り替えました。ワーホリ期間に何をしていたかを隠さず伝えると決めてから、気持ちが楽になったのを覚えています。方針を変えられたのは、「嘘をついて入社しても長続きしない」という感覚があったからです。
実際に使った転職サービスと活動の流れ

転職活動で使ったサービスと、帰国から採用までの流れについて下記の3点をお話します。
- DodaとIndeedをどう使ったか
- 帰国から採用までの1か月の流れ
- やっておけばよかったと後悔したこと
DodaとIndeedをどう使ったか
転職活動で使ったサービスは、IndeedとDodaの2つです。それぞれ役割が違っていて、使い方も自然とわかれていきました。私がそれぞれのサービスをどう使ったかを整理すると、下記のとおりです。
| サービス | 種類 | 私の使い方 |
|---|---|---|
| Indeed | 求人検索エンジン | 正社員・アルバイト含めて求人全体の相場感をつかむ情報収集に使った |
| Doda | 転職サイト+エージェント一体型 | ブランクありでも応募できる求人を相談しながら紹介してもらうために使った |
Indeedは使いやすさと求人の幅広さが良かったです。正社員だけでなくアルバイトの求人も含めて一覧で見られるので、「どんな仕事があるかを把握したい」という段階に向いていました。Dodaはエージェントに相談しながら進められた点が良かったです。
1人で求人を眺めているより、話を聞いてもらいながら進められたので、活動を続けやすかったです。
※2019年当時の私個人の体験です。各サービスの仕様や対応状況は変わる場合があります。
帰国から採用までの1か月の流れ

帰国後3週間で諸々がひと段落し、転職活動を本格的に始めました。1週間でIndeedとDodaに登録し、5社ほどに応募しました。書類選考で落とされた企業もあり、スキルのマッチングが良くなかったのだと感じています。落ち込みましたが、「1社落ちたからといって全滅ではない」と気持ちを切り替えて次の応募に進みました。
帰国から4週間目に入った頃、面接の機会を得ました。面接では、ワーホリ中の経験を正直に話す方針で臨みました。帰国から約1か月後に塾講師として採用が決まり、働きながら正社員の求人への応募を継続しました。収入が安定するまでに約3か月、精神的に落ち着くまでには4〜5か月かかったというのが正直なところです。
「帰国から1か月で採用」という結果だけを見ると早く動けたように思えます。しかし、実際には書類落ちもあり、焦りや不安を抱えながらの活動でした。
やっておけばよかったと後悔したこと
転職活動を終えてから、「やっておけばよかった」と感じたことが2つあります。1つ目は、帰国前にエージェントへの事前登録をしておくことです。帰国直後は手続きや挨拶まわりで余裕がなく、エージェントへの登録が後回しになりました。帰国前に登録だけでも済ませておけば、帰国後すぐに相談を始められたはずです。
2つ目は、退職理由とブランク期間の説明をセットで準備しておくことです。私の場合、公務員を辞めた理由とワーホリに行った理由の2つを一貫したストーリーとして説明する必要がありました。準備が不十分なまま面接に臨んでしまった場面があったのは、今でも後悔しています。
面接でブランク期間をどう説明したか

ブランク期間の説明で意識したことと、実際に評価につながったエピソードについて話します。
- ブランク期間の説明で意識した3つのこと
- ブランク説明で評価につながったエピソード
ブランク期間の説明で意識した3つのこと
ブランク期間の説明で意識したのは、下記の3点です。
- ワーホリに行ったことを隠さず伝える
- ワーホリ中に何をしていたかを話す
- どう行動したかまで伝える
曖昧にしようとするほど説明がぎこちなくなる経験から、正直に話す方針に切り替えた経緯があります。「どう行動したか」まで伝えると、ブランク期間に主体的に動いていたことが伝わりやすいです。療養期間の場合、「体調を整えながら、仕事に向けて準備をしていた」という伝え方をした場面もあります。
ワーホリとは状況が異なりますが、「何をしていたか・どう動いていたか」を伝えるという軸は共通しています。
※本記事は私個人の体験をもとに書いています。メンタル面でお困りの人は医療機関にご相談ください。
ブランク説明で評価につながったエピソード
面接で反応が良かったのが、オーストラリアで所持金が10ドルになったエピソードです。メルボルンで時給4ドルのファーム労働に就いてしまい、赤字になる状況に追い込まれました。帰国費用として10万円は必要な状況で、所持金が10ドルというのは絶望的な数字でした。
状況打破のため1日8時間の求職活動を続け、魚の卸会社に採用してもらったのです。初日の勤務後に上司へ所持金の状況を正直に話し、1週間分の給料の前借りをお願いして認めてもらいました。朝3時出勤・週6日勤務を続けて、帰国資金を貯めたのです。面接官から「どうやって立て直したんですか?」という深掘り質問が来ました。
「所持金10ドルから這い上がった話の方が記憶に残る」と判断して正直に話すことにしたのです。結果として「逆境でも諦めない粘り強さ」として評価してもらえました。ブランク期間は、「どう動いたか」までセットで伝えることが大切だと実感しました。
まとめ

ブランク期間があっても、転職活動は動き出せます。私の場合、約2年のブランクを経て10社以上に応募し、帰国から1か月で採用を得ました。うまくいったことばかりではなく、書類落ちや準備不足の面接もありました。「正直に話す」という方針を貫いたことが、結果につながったと感じています。
動き出せない期間があっても、きっかけ1つで動けます。私の場合は、帰国後の諸々がひと段落したことが起爆剤になりました。動ける状態になったときに迷わず動くことが大切です。同じ状況で迷っている人に、本記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
※本記事は私個人の体験をもとに書いています。メンタル面でお困りの人は医療機関にご相談ください。

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